「朝から何を言い合っているんだ」
――― パパだ!
良かった。
ナイスタイミングだよ、パパ。
パパが来てくれなかったらあたし、理央ちゃんにものスゴく責められるところだったよ。
「パパ、まおちゃんの耳が変だよ。
病院行った方がいいよ」
「ん、まおの耳か?」
理央ちゃんのバカッ!
どうしてパパに報告するの。
パパになんて言ったら…… ほら。
「何、まおの耳がどうかしたの?」
ママに筒抜けじゃん。
「まお?」
「…… ちょっと、今朝になったら聞こえが悪いだけ」
3人から向けられる視線からずらすように目を逸らした。
あーあ、絶対に病院行けって言われるんだ。 ……行きたくないのにな。
「学校帰りに行って診て貰った方がいいな」
「そうね、早めの内がいいしね」
やっぱり、病院か。
総合病院じゃないからまだましだけど……
――― 行きたくない。
――― パパだ!
良かった。
ナイスタイミングだよ、パパ。
パパが来てくれなかったらあたし、理央ちゃんにものスゴく責められるところだったよ。
「パパ、まおちゃんの耳が変だよ。
病院行った方がいいよ」
「ん、まおの耳か?」
理央ちゃんのバカッ!
どうしてパパに報告するの。
パパになんて言ったら…… ほら。
「何、まおの耳がどうかしたの?」
ママに筒抜けじゃん。
「まお?」
「…… ちょっと、今朝になったら聞こえが悪いだけ」
3人から向けられる視線からずらすように目を逸らした。
あーあ、絶対に病院行けって言われるんだ。 ……行きたくないのにな。
「学校帰りに行って診て貰った方がいいな」
「そうね、早めの内がいいしね」
やっぱり、病院か。
総合病院じゃないからまだましだけど……
――― 行きたくない。