長い……長すぎる。


こんなに午前中の4時間って長かった?
前はもっと早かったと思ったけどな……



「まおっ、お昼食べよう」


「うーん、食べるー」


ダメだ。
なんだか疲れた。
あと2時間もあるよ。


体もつかな?



「なーに、グターってしているの!」


だって、起きているのが辛いんだもん。
なんだか机に突っ伏していたほうが楽チン。


いっそのこと……
このまま寝ちゃおうかな。



「ったく、紹介したい子がいるって言ってあったでしょ。
さっさっと、起きて!」


「あっ、そうだった。
どこにいるの?」



朝そんな事言われていたな?
どんな子だろう。


机から顔を放して辺りをキョロキョロ……


「優っ!」


「リカ!」


お弁当を片手に持って廊下側の席の方からふんわりした女の子がこっちに向かって走ってきた。


も、もしかして……


「あの子!?」


「そうだけど」