ふぅ~、ちょっと疲れた。


ベットの端に座り少し休憩。
クリーム色のカーテンをボーッと眺めた。



「まお、大丈夫?
少し歩きすぎた?」


「ううん、大丈夫だよ」


心配そうに優ちゃんが顔を覗き込んできたので、笑顔で交わす。


ダメダメ。
こんな事で優ちゃんに心配かけないの。



「優ちゃん、一緒にベットに座ろ?」


明るく、元気に。
最近、あまり歩いていないからちょっと体力が落ちだけだ。


でも、エレベーターまで急いだせいか本当に疲れた。



「優ちゃん、ベットに来ようよ」


「でも、まおの迷惑じゃ……」


「ぜーんぜん、一人じゃ広いくらいだもん」


病室にイスは二つ。
誰かがあたしとベットに入ればみんな座れる。


「愛川、まおの言う事聞いてやって」


「ね、いっくんもそう言っているから」


「しょいがない」


やったー。
優ちゃんには色々聞きたいことがあったからちょうどいい。