「てか、ヒロ…お前さっきいろんな女とキスしてたろ、堂々と浮気してんじゃねぇ。」
「瑞稀!!!それは言ったらあかんやろッッ;;」
するとレイは真顔で。
「ううん、それはあたしがキスは許してんの。」
「「は?」」
「超心広いでしょーっ」
「こいつ、俺が女の子の頼みは断れない優しい男だって知って、キスは許してくれてんの。」
「違う違う。あたしと付き合う前にこいつが一夜限りのお付き合いしてた女の人数がハンパなくって、いきなりスパンと切り捨てるのはあまりにもかわいそうだったから挨拶程度のキスなら許してんの。」
「……じゃあもしもヒロがそれ以上ヤったら…?」
レイはヒロをチラッと見て。
「殴り殺す。」
…レイの目は本気だった。
「………もう俺はレイだけだから、そんなことしません」
「でも、ヒロはレイと出会って本当に変わったよ。人が変わったみたいに。」
と、ヨウが言った。
昔のヒロ…なんか想像できそうで想像できない。
