「タイバンッッ!?え!どこで!?誰と!?」
「え!!タイバン!?」
僕は璃乃に跳び寄り電話に耳をあてた。
『Magic BOXだよ。小さくて古いハコだけど、なかなかの実力者がそろうライブらしいぞ。』
「そんなの…やるに決まってんじゃない!!いつやんの!?早くやりた----いっ」
『今度の土曜なんだけど…急すぎたか??』
「土曜って…明後日じゃん!!」
「あたしは全然よゆーっ。隣のバカは不安だけど~」
「誰がバカだコノヤロー。犯すぞ。」
『まぁ、曲順とかは明日ソッコー決めるしかねぇな。』
「あ、ちょっと待って!!今からしよーよ!!あたしン家今日おばあちゃんいないし!」
『今からって…近所迷惑だろう。』
「大丈夫。あたしン家の地下スタジオ風になってるから。もちろん防音」
『まじかよ…』
