そしてわたしにも
色々な人が喋りかけて来た
『あっ安やん!!!』
『ほんまや―やすぅおはよう』
安と呼ばれた人物
それは私
「おはよう」
私は適当に笑顔でかえした
私の笑顔は可愛いわけではない
どちらかというと
目も細くなり
自分で満足いかない笑顔になる
でも
笑顔でかえされて
嫌な気分になる友達では
なかったので
一応笑顔の方が
愛想がいいとおもわれる
だから笑顔でかえす
それだけの決して深くはない
友達
『安クラス発表みた~?』
『安6組やったで!!』
ここで言うのか!?
正直今日の楽しみを
こいつにとられた
その二人とは
ちがうクラスだった
同じ暮らすだったら
根に持って恨んでやろう
とおもっていたのに…
私は第二の楽しみ
誰とクラス一緒か
を見に気を取り直し
6組のかみの前に向かって
あるいた
