恐る恐る… 「あの……」 「おい!今日の授業!ずっと上の空だったろ?なんか悩みでもあるのか?」 「えっ……!?と、その…」 「あるなら自分で抑えこんでちゃ駄目だ。発散しないとな。」 「っ………」 予想外だった。 怒られると思ってたから。 どの先生もみんなそうだった… 私のことなんて考えもせずに怒る。 でも、芳村先生は違った。 心配してくれた。 素直に、嬉しかった。