「悩みなんてあるわけないじゃないですかー!ははは♪」 いつもそうだった。 笑ってごまかす。 全部一人で抱えこもうとする。 祐奈の悪いとこだった。 「そうか…。悩みがあったらいつでも来なさい。相談にのるから。」 先生の言葉は真っ直ぐに祐奈の胸に突き刺さった。 涙が出そうになった。