岳は大きく頷き視線を美咲
ちゃんに向ける。


「自分の命に変えてでも
必ず守って見せるよ。
美咲が俺を変えてくれたんだ。
陸…俺はもう昔の俺じゃ
ないから…。」


「わかってるよ…。(笑)
岳…美咲ちゃんに出会えて
本当に良かったな。
俺も果凜に出会えて良かった。
毎日.幸せを感じてるよ…。」


俺達の視線に気付いたのか
果凜と美咲ちゃんが俺達の
所にやって来る。


「パパ.何を話してたの?(笑)」


「ん?岳の惚気話し聞いてた。(笑)」


岳の顔が一気に真っ赤に
なって行く。


「惚気てなんかないよ!!
それに陸だって…。」


美咲ちゃんを見ると岳以上に顔が真っ赤で俯いている。


何なんだこの2人…?


こっちが恥ずかしくなる位
初々しいんですけど…。(笑)


「まぁ…俺も岳に負けない位
果凜の事.惚気てたけどな。」


「パパ!!恥ずかしいよ…。」


「恥ずかしくなんかねぇよ。
俺も岳も正直な気持ちを話
してただけだ。
俺はお前と離れた時に自分
の気持ちに素直になろうっ
て決めたんだ…。
ちゃんと言葉にしなきゃ伝
わらないってわかったから…。」


「パパ…。」


果凜…俺はこれからもずっと
想いを伝えて行くよ。