結局.俺のやる気の無い
生活はずっと続いていた｡


何度かリハビリにも
通ったが…なかなか結果の
表れないリハビリにすぐに
嫌気がさしてしまう｡


やっぱり…無駄な事はしない
方がいいんだ｡


学校も.もう一度３年から
復学したが行ったって同級生達は
卒業してしまって居ない｡


まぁ…居ても居なくても俺には
関係の無い話だ…｡


結局まだ一度も学校にも行っていない｡


珍しく父さんが俺の部屋に
入って来た｡


どうせ母さんに頼まれて
俺のだらしない生活と学校の
事を言うつもりなんだろう｡


｢何だよ?…何か用?｣


｢岳…陸の事で話しがあるんだ｡｣


｢……!!｣


あの日からもうすぐ１年が経とうとしている｡


あの日以来.父さんと母さんは
俺の気持ちを逆なでしない為か
極力.俺の前で陸の話しをする事
は無かったのに…｡


俺はなかなか話しを切り出
さない父さんに苛立ちを感
じ始めていた｡


｢何なんだよ!!俺は今アイツの
名前を聞いただけで気分が悪く
なってるんだ!!
話しが無いなら出て行けよ!!｣


父さんの表情が一瞬怒りに
変わったのを俺は見逃さな
かった｡