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うるせぇな…。


「……は…い。…」


「俺だ…話しがある…今から
公園まで来いよ。」


陸…?


「…陸か?何だよ…こんな時間に…
話しがあるなら帰って来ればいい
じゃないか…。」


「俺はいいけどテメェが困るん
じゃねぇのかよ…。」


だんだんと俺の目も覚めて来た。


「陸…さっきから何なんだよ!!
言いたい事があるならハッキリ
言えよ!!」


「テメェが果凜にした事を
思い出してみろ!!」


「………ゴクッ。」


俺が星野にした事…。


思い当たる事はただ一つ。


でも…絶対にバレる事なんて
無いんだ。


「何の事だよ?…とにかく行くから
待ってろ。」


ネットで知り合った俺達はお互い
名前も知らない。


会ったのもあの日だけだ…。

高い金も払った…。


絶対にバレる事はない。


絶対に…。


俺は何度も自分に言い聞かせて
公園に向かった。


念のためにパソコンのデーターも
全て消去して来た。


落ち着け…。


動揺を悟られない為に
俺はゆっくりと歩く。


落ち着け…絶対にバレる
事は無いんだ…。