涙は誰にも見せたくない 
あなた以外誰にも 

ふと、思い出に包まれて 
溢れ浮かび上がってくる涙 
止まれ 

泣いたりなんかしない 

あたしは、泣かない 

泣けるのは…あなたと愛し合ったこの部屋の片隅だけ 

心の中で『愛してる』と呟きながら 


漸く涙が流れることを許す 

明日になれば乾いているわ 

誰も気付かない 


もっと抱き合えばよかった 
もっと伝えたかった 

もっと素直になればよかった 


昨日には帰れない