「ふぅ~・・・。こんなもんでいいかな??」
私、天野 愛海♪もうすぐで愛知へ引っ越しです。今はその準備中なのです・・・・。
こんなことになったのは、全部お母さんのせい。なぜなら・・・・。




「ねぇ、愛海。ちょっと話があるの。いい??」
「えっ。」
いっつも馬鹿やってるお母さんの顔が真面目なのにびっくりした。でも、お母さんの口から出た言葉には、もっと驚かされた。
「じつは、お母さん・・・・。」
あまりに説明が長かったのでまとめてみると、

①お母さんとお父さんが離婚した。
②お母さんは、実家の愛知に帰る。それにあたしはついて行く。
③つまり学校をやめろということ。

ということらしい・・・・。
「って、それいつよ!!」
「明日。」
は??・・・今なんて。  あした??
「はぁ~??おかあさん!?どういうことよ??」
意味分かんない。みんなにお別れいってないんだよ!?
というか、そういう大事なことは真顔で答えないで。




というわけで、あーだ、こーだいっている間に明日になっちゃってたのです・・・。
「愛海ぃー??はやくいくよぉ!?」
たっく・・・・。人の気も知らないで!!
「はぁーぃ・・・。今行く。」





このときはまだしらなかった。私の人生が変えられてしまうことに・・・。

  

「ねぇねぇ、お母さん??あたしが転校する学校ってどんなとこ??」
「えっとー・・・。桜ケ丘高かな??」
ぉい、かなってなんだよ。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
このままあたしとお母さんは、沈黙のままお母さんの実家までついた。
ぶっちゃけいうと、正直いってすっごく困った。



こんな、お母さんの様子にきずきもしなかったあたしもばかだと思う。
でも、こんなことになるなんて・・・。想像したくもなかった。



「愛海!!ついたよ♪」
「お母さんの家って、海の近くなんだね・・・・。」
夏はいいけど、冬は寒そう・・・。一生夏でありますように。