先輩の第一印象は


『怖い』だった。


あたしが、マネージャー志望の時


「お前、男目当てか?」

ビクッ

先輩ににらまれて本当に怖かった。

「違います。皆さんの役に立ちたいんです。」

あたしの真剣さが伝わったのか、先輩は

「そうか。ならよし。」

にこっと笑って、あたしの頭にポンッと手をおいた。

「よろしくな、朝比奈。」
「はいっ。」



その先輩の笑顔に惹かれていった。