「Duck and Swan」




「うんわー、一番前かよー。」


俺の席は、窓側から2列目の一番前。


俺はあのおばちゃんの笑顔には、
裏があると思った。


「おぉ策!隣ぢゃん!」


左を向くと、そこには悠介がいた。


「悠介か。よかったぜ!」


あいうえお順なので、
悠介は番号が一番早い。


よっしーは正反対で、
一番最後だ。


でもあいつはすぐ友達を作れるので、
問題はなさそうだ。