「お嬢様、朝でございます」



執事のエノクはカーテンを開けて
私の布団をはいだ
そこにいたのは眠そうに丸まっている私・・・・



「今日は学校でございます」




はあ?学校




「・・・休む」




「いけませんお嬢様、
基本的なマナー、学力、教養をつけるために
しっかり行ってもらいます」



私は学校にあまり、いや全然行っていない
だって家族が死んだあの日から
みんなの態度が一変した




「カノンさん、怖いから近づかないで下さる?」
「お前家族やったって本当かよ?!」



こんなやつらばっかり
学校に別に行かなくても
私は社長だし
学力だってある
お金も問題ない




「行きたくない・・・」




しかしエノクも負けない