「梨結、今日は、どうしようか」

「オギャア、オギャア」

泣き出した赤ちゃんをひょいと輝は、抱えだして

軽くあやすように叩きながら

「どうしたのかなぁ」

抱えだした赤ちゃんのタオル生地から


卵形の7色の光り輝く奇妙な物が

ぼっととと、ウィーン とっとっとっと落ちた。

「梨結、取ってくれないか。
よく分からないのを」


落ちた所に目をやると電気のように感じ取ってみた。

しゃがみこんで取ったら冷たい。


「20○○年の松尾輝さんと妻の梨結さんですよね。
今から2年後の梨結です。
時空間に娘の歩が入ってしまい3ヵ月間、お世話して頂きます。
警察に言わずに無事に育てて下さい。
子供が近々、出来ると思います。
頑張ってくださいね」


梨結にそっくりの声が卵形の通信機が喋ってる。