恋歌「小学生の頃、好きな人がいたの。」


私、何言ってるんだろう。

こんな事・・・。


恋歌「その人に告白したんだ。でも、その人は、私の親友の事が好きだったの。」


涙がどんどん溢れ出てきた。


恋歌「私、死のう。て思った。でもね、その親友が言ってくれたの。」


彩芽「なんて?」

私は顔をあげた。

恋歌「死んだらダメだよ?恋歌はさ、好きな人ができて、幸せだったでしょう?今後も、好きな人が現れるかもしれないじゃない。その人と、結ばれるかもしれないじゃない。悲しい時は、泣いていいよ。でも、人生は、それで終わりじゃないんだよ。死んだら・・・もう、一生恋愛できないんだよ。ってね★」

いつの間にか、彩芽は泣いていた。

彩芽「へぇ。」


恋歌「だから、彩芽も死なないでよね?」


彩芽「うんっ!」


よかった・・・。



私は、彩芽の手を強くにぎりしめた。