一悟
「へ?
も、桃太?」


桃太
「へもももたって何の事?
オトナのクセして、わけわかんない日本語さらさないでくれないかな?
大体、偉そうに漫才に出るなら俺だろうみたいな事言っていたくせに、未だに『隣の家に囲いが出来たよ』『へー』程度の会話も引き出せていないってどういうことなわけ?」


一悟
「へっ?
お前、そんなことわざ知ってるんだ?」


桃太
「はぁっ?
ことわざ?
頭おかしいんじゃないの?
これのどこがことわざだと思う訳?
ことわざってのは『竹やぶ焼けた』みたいなやつだからねっ!」