ミカエル
「ミカエルでーす」


ジュード
「ジュード・ヴァレンタインだ」


ミカエル
「二人合わせてブラッディ・メアリーでーす♪……ってちょっと、ジュードもちゃんと言ってよ」


ジュード
「いや、俺が『♪』なんて柄か?そもそもそのコンビ名どっかで聞いたような……」


ミカエル
「細かいことは気にしな―い!!血まみれってのがあたし達の共通点なんだからぴったりじゃない。てか、やる気ないわねー」


ジュード
「いいのか?著作権はどうなる?まあそれはいいが、やる気も何も……笑わせる企画なんぞ明らかに俺は不向きだろう?」


ミカエル
「う。まあ、確かにあたし達が場違いなのは否めないけど……」


ジュード
「何をすればいいんだ」


ミカエル
「何って……とにかく笑わせるのよ。あなた馬鹿みたいに長生きなんだから笑わせる話の一つや二つ知ってるでしょ?」


ジュード
「あいにく笑わせようと試みたことも無ければ、俺自身あまり笑った記憶はない」


ミカエル
「ひどい男ね。どんだけ無駄に生きてるのよっ……いいわ、じゃあ私が見本を見せるから」


ジュード
「ひどいと言われてもそもそもお前らと一緒の基準で俺を見られてもな」


ミカエル
「しゃらっぷ!!いい?とにかくいくわよ。大体前フリ長すぎるんだから……」


ジュード
「…………」