獅子丸「甘いな!考えても見るんだ。ちくわは除けば、望遠鏡になる。水中に頭を出しておけば、シュノーケルにだってなるのだぞ!オマケに食える!まさに、ちくわこそ神が与えた万能食品だと思わないか?」


ルイ「まったく、思わないです。むしろ、それを万能食品と思えるあなたが素敵です。」


獅子丸「よしてくれないか。私は褒められることになれていない。」



ルイ「それで褒められていると思える、獅子丸が凄いと思います。」


獅子丸「ところで、私のあだ名はレオだって、知っているか?」


ルイ「知っています。それで何を言いたいのでしょう?ジャングル大帝とか言い出したら、グーで殴ります。」


獅子丸「その話はおいといてだな。」


ルイ「言うつもりだったのですね!ジャングル大帝とか、言っちゃうつもりだったのですね!」


獅子丸「海淵学園といえば、去年までは女子高だっただろう?しかし今年からは男が入ってきた。」


ルイ「はい、三人だけですけど。それが?」


獅子丸「我々、男共としては、そのせいか少々居心地が悪くてな。」


ルイ「はぁ、例えば?」


獅子丸「まずは、男子便所の少なさが挙げられるな。」


ルイ「確かに・・・去年まで男子トイレといえば教員専用トイレだけあれば十分でしたからね。」


獅子丸「あとは、購買部で売っているパンの少なさ。」



ルイ「確かに、女生徒ばかりですと、それほどボリュームは必要ないですからね。男子生徒と女子生徒では食べる量が違います。」


獅子丸「あとは、雀荘だな。」


ルイ「オィ!」


獅子丸「どうした?」


ルイ「風紀委員の私の前で何を言い出すのですか?あなたは?」


獅子丸「そっちこそ、男というのは、古来より高校時代に麻雀のルールを覚えると、相場が決まっている!」


ルイ「胸張って言わないでください!!却下、却下!大却下です!」