≪その3≫


ひろか「はじめまして。『哀しいこと…』より参りました碕山紘伽(サキヤマヒロカ)です」


だいご「は、はじめまして……お、同じく『哀しいこと…』より来ました大悟です」


ひ・だ「「二人合わせて『デコボコ』です」」


ひ「まさか大悟と組まされるとは思わなかったわ」


だ「お、俺こそお前と組めるなんて♯※§★」


ひ「なに?最後が聞こえないけど?なにそんなに緊張してるの?」


だ「(小声で)俺がお前を好きなこと知ってるくせに………」


ひ「えっ?なに?聞こえない!」


だ「え、あっ、だから今回のテーマだよ。テーマ」


ひ「あっ、テーマね。そりゃ、哀しきことについてでしょ?」


だ「本当にこの世の中は哀しいことが多いよな」


ひ「そうなんだよね。生きていれば必ず当たる壁みたいなものなのかもしれないですね」


だ「紘伽は最近、何か嫌なことがあったのか?」


ひ「あったわよ!あった。あった」


だ「何があった?」


ひ「いや、それは大きな声じゃ言えない……」


だ「勿体ぶらずに教えてよ」


ひ「(小声で)大悟と組まされたこと……」


だ「ん?今、かなりショックな台詞が聞こえたような……」


ひ「いや、聞こえちゃいました?」


だ「聞こえたよ。はっきりと……それより、最近流行ってますね風邪」


ひ「インフルエンザでしょ?冬になると流行出すよね?大悟は予防注射はしたの?」


だ「俺は鍛えてるから大丈夫」


ひ「あっ、馬鹿は風邪を引かないのか」


だ「おい!だれが馬鹿なんだ」


ひ「大悟をおいて他にいる?そんなことより、うちの甥っ子がやっぱりインフルエンザにかかっちゃって大変だったのよ」


だ「あ~光一君だっけ。ちっちゃいのにな…」


ひ「みんなでマスクしての看病だったの。本当に迷惑な感染体だよね」


だ「俺も気をつけなきゃ」


ひ「だから馬鹿は風邪引かないって……」


だ「!」


ひ「と、言う事で詳細は春ごろに『哀しきこと…』で……」


ひ・だ「「どうもありがとうございました」」