黄「ありがとうございました。ところで・・・あの二人は、どの世界で漫才をやっていたのでしょう?」


黒「そこをつっこんだら、負けでしょ!・・・ってことで、ほら悠人!」


悠人「俺?いきなり、呼び出されてなに?」


ユウト「うわぁ、同じ名前だぁ~」


悠人「そうだね・・・字が違うから、問題ないけど・・・それでなに?」


黒「ほら、ナオトを呼び出す!あんたなら、できるでしょ?降霊術!」


悠人「はいはい・・・えっと・・・」


ナオト「うわっ!本当に呼び出された。」


ユウト「あ、お兄ちゃん。」


黒「ということで、初めての漫才でしたが、いかがでしたか?」


ナオト「緊張しました。まさか、死んでから、弟と漫才するとは思っても見なかったので。」


黄「そりゃ、普通、思わないでしょうね。」


ユウト「面白かったですか?」


黒「ええ、とっても、面白かった上に、可愛かったですよ。」


黄「あ、ちょっと待ってください。今連絡が・・・え?ピンクが?」


黒「あ~・・・やっぱり、超空間ぐらいなら、敗れると思ったのよ。」


ユウト「それって、本当に、人間ですか?」


黄「私も時々、疑いたくなります。」


黒「ってことで、二人とも特別室にご案内しますね。」


黄「一応、ボディガードもつけておきますので。」


ユウト「うん。」


ナオト「それより、お前分数の計算できるようになったのか?」


黄「可愛らしいですけど、片方が死んでると思うと、哀愁漂いますよね?」


黒「400年やら、1000年やら生き続ける魔女や吸血鬼がいる一方で、10歳や12歳で死んでいく少年少女もいる。そんなものかしらね。」


黄「さて、次はどちらがエントリーしてくるのでしょうか?」


黒「楽しみね。」