しい「うん。今の突っ込みは長嶋茂雄に並んだと思ったよ」


町子「それ違う!長島茂雄は、日本で一番有名な野球選手や!ツッコミちゃう!しかも、それで並んだとか、どういうことなん!?」


しい「そういえば、町子ちゃんの顔、長島茂雄そっくりだね。」


町子「関係ない!しかも、いやや!私女の子や!長島茂雄に似てる言われて嬉しくない!!」


しい「そう?私のおじいちゃんは、こう言ったら喜んでくれたけど。」


町子「そりゃ、おじいちゃんなら、世代的にぴったりやろ?なんや、しいちゃん野球好きなん?」


しい「ほえ?野球?長島茂雄と野球ってどんな関係あるの?」


町子「知らんでやってたのかい!ほんま怒られるで。」


しい「町子ちゃん、顔怖い。」


町子「ああ、すまん。そうやな。うちらなんやかんや言うても小学生やもんな。」


しい「そうだよ。小学生らしい漫才やろうよ。」


町子「先に長島茂雄言い出したのは、どっちや・・・まぁええけど、小学生らしい漫才いうたら、何がある?」


しい「ドッチボールコント!」


町子「・・・・・・・・はい?」



しい「だから、ドッチボールコント。小学生と言ったらドッチボール。はい、これ常識!」



町子「いや、うちらもドッチボールぐらいやるけど、それでコントってどういうコトや?」


しい「いいから、ドッチボールコント。町子ちゃんボール投げて、ボール。」


町子「ボールね・・・まぁ、ないからデスチャーになるけど・・・ほら、いくで。しいちゃん!」


しい「来たか、星雄馬くん。今日こそこの花形満、君の大リーグボール一号を破ってみせる!」


町子「こらぁ!!」


しい「・・・ん?」


町子「ん?とか、可愛い顔するな、しいちゃん。ツッコミどころ、三つぐらいあるで!」