「夏葵ー、愛してるっっ」 「言う相手が違うだろっ、バカが」 「へへへっ」 心底呆れたような、でも優しい顔で夏葵が笑う。 優しく温かい、向日葵みたいな奴。 わたしは女の子で夏葵は男の子だけど、幼なじみになった日からずっとわたしは思ってきた。 『あなたを慕ってます』 何となく悔しいから当分……夏葵には黙っていよう。