『……!絶対にまた会おうね!わすれないでね!!』
友達とサヨナラをして、走り出した車に手を振りながら駆けてくる女の子の姿がみえた。
「ありがとう!また、必ず会おうね!」
窓を大きくあけて、あの子に手を振った。冬休みだけの友達だったゆきちゃんに。
遠ざかっていく姿は泣いているように見えた。


『絶対に忘れないよ。約束するからね。』

ココロの中でそう思っていた。