鬱陶しい教室を出で沙織と2人屋上にいた。




真っ青な空とは裏腹に私の気持ちは曇り空だよ。



昨日の事を沙織に話すと。





「それじゃキスだけして何もなかったの?」




「…うん」




「なぁーんだつまんなぁい」





はぁ?…つまんないってさぁ……




「でもさ傍にいて信じろって事は付き合うって事でしょ」



…そうなの…?




「アンタもキスの上手い陵弥に、グラッときちゃった訳だし」




「ちょっとぉその言い方やめてよ!」




確かにキスだけで意識飛ばしそうだったけどさ。


そうゆう事じゃなくてさ…



出来れば誰にでもわかるように言って欲しかったかも…


…付き合おう…とかね…




陵弥はどうゆー意味で傍にいろって言ったのかな…




「凜花…今度はマジ恋愛出来るんじゃない?」





…私が…?



マジ恋愛ねぇ…