「あの、つかぬことを伺いますが、あの、確かおばあさんがいたと思うのですが。大きな荷物を抱えた」 女はめんどくさそうに僕を見、ああ、と呟いた。 「いたけど、それが?」 「どこに行ったんですか、そのおばあさんは?」