「ほら、ぼーっとしてたら、遅れるよ。」 そう言って部屋から出た。 昨日のことが、まだ体に染み付いてて、まだまだ不完全だけど…。 今もだけど…。 ずっと姉ちゃん見てきたら、そうもいかない…!!って思った。 もっと、強く生きなきゃって思った。 誰しも、1つや2つのハンディや傷を持って、生きてかなきゃいけない。 「ほらっ…!!聞いてんの…!?」 「あっ…!!やばっ!!」