教科書を手に持っていた。 どうやら、さっきの衝撃は、この教科書らしい。 そして、今まで、握りしめていたものを見て、夢と現実の境目を感じた。 はっきりと、把握した中に、まだモヤモヤとするものが残っていた。 気がつけばまた、授業が終わろうとしていた。 時の流れに逆らう事なく、だだひたすらに流されていくばかりだった…。