「うん…。ありがとう…。」 「それと、あの、馬鹿捺実のこと…よろしくね。」 段々、おばさんが白くなっていくのが分かった。 「おばさんっ…?」 「だから、おばさんじゃなっ…。」 いつもの、おばさんの口癖が途中で消えた。 「………?」 「松岡、起きろ。」 またあいつ寝てんのかよ…。 とか思ってた、その時、頭に衝撃がきた…。 「……痛っ…。」 「起きろっつうの…。」 国語の、松丸が目の前にいた。