ねぇ、冗談…冗談と言って…? 「馬~鹿っ、冗談に決まってんでしょっ!!」 目の前には、おばさんがいた。 「おばさんっ!!生きてる…!!」 「おばさんじゃなくて、お姉さんでしょ~っ!!」 いつもの、この口癖。 何だ、嘘だったんだ。 "良かった~!!"の気持ちが溢れる。 「さわちゃん…。 いつか、誰かと離れたとしても、そんな事に、惑わされんで、しっかり生きなよ…?」 おばちゃんは、いきなりそんなことを話し出した。