どうしていいのか、分からなくなる。 グシャッ…と握りしめて、頭を伏せた。 「こんなこと、俺に言う権利ないかも、しんないけどさっ…。 …あいつが、お前だけに、伝える為に…そうしたんだろ…? 読んだ方が、良いと思うけど…?」 隣から、自然に聞こえてきた。 あいつだった。振り向かなくても、何となく分かった。 自分自身の中で、気持ちの整理をした…。 しばらくして、その紙切れをゆっくりと、開いた…。