「昨日、部に鳴海先輩からみかん届いてましたよ」
「食った」
西田は廊下を歩きながら林と池田に食べ終えたみかんの皮を見せた。
三人の前の教室からなりキノとりょうが飛び出してきた。
「!!」
「男らしくなるって言ったでしょー!!」
「ヨリ戻そうって言ったのはりょうじゃん!!」
呆気にとられた三人を尻目に、二人は言い争いをしながら廊下を駆け抜けて行った。
「つーか、聖也も合コン来ればよかったのに」
「いや…………女はいいよ、当分。しばらくは男とバカやってる」
「でも、あのヒノケンに彼女できて、聖也にいないなんてな」
中村がチラッと教室の隅に目をやると、ヒノケンは窓際で貰いもののハンカチを愛おしそうに見つめていた。
"ヒノケンに出逢えたことは、私の人生の宝物です"
「ハンカチにメッセージ…て、相変わらず訳わからんセンス(笑)」
そう呟いてみかんを頬張ると、机の上のケータイが震えた。
「……………!」
メールボックスを開いて、大きくガッツポーズをした。
「彼女からメールきた!!」
『今なにしてる?私は今、古典だよ^^;ねむーい!放課後はやく会いたいね♪Rie』
「食った」
西田は廊下を歩きながら林と池田に食べ終えたみかんの皮を見せた。
三人の前の教室からなりキノとりょうが飛び出してきた。
「!!」
「男らしくなるって言ったでしょー!!」
「ヨリ戻そうって言ったのはりょうじゃん!!」
呆気にとられた三人を尻目に、二人は言い争いをしながら廊下を駆け抜けて行った。
「つーか、聖也も合コン来ればよかったのに」
「いや…………女はいいよ、当分。しばらくは男とバカやってる」
「でも、あのヒノケンに彼女できて、聖也にいないなんてな」
中村がチラッと教室の隅に目をやると、ヒノケンは窓際で貰いもののハンカチを愛おしそうに見つめていた。
"ヒノケンに出逢えたことは、私の人生の宝物です"
「ハンカチにメッセージ…て、相変わらず訳わからんセンス(笑)」
そう呟いてみかんを頬張ると、机の上のケータイが震えた。
「……………!」
メールボックスを開いて、大きくガッツポーズをした。
「彼女からメールきた!!」
『今なにしてる?私は今、古典だよ^^;ねむーい!放課後はやく会いたいね♪Rie』


