勢いよく走って、後少しの所で… ドンッ 誰かとぶつかってしまった。 「ったあ!どこみてんのよ」 「悪ィ…」 「………」 男の子とぶつかってしまった、みたい。 なんだよ、このベタなシチュエーションは! ありきたりなパターンと私は今遭遇してしまった。 「私、こそごめ…ん」 そいつの方へ顔を向けると… 「えー!」 不良クンでした。