ザァァアァアァァァッ

「奏太が亡くなって悲しかったけど、聖が会いに来てくれたから、ちょっと落ち着いたな…」

あたしの心は、ほぐされていた。

「愛心ーっ」

ガラッ

「………キャーァアッ」

バシッ

あたしは石鹸を投げた。

「いってーなぁっ」

ガラッ

あたしはドアを閉めた。

「なによっ」

「あ、うん。さっきケイタイがなっとったから」

「わかった」

あたしは照れ怒りしながら返事をした。