「奏太はわたくしの娘が可愛がってたから、そのうち強くうったりしたら、傷口が開いて出血多量で…っ」

ジャキッ

「け、警察!?」

「さぁ、早くしなさい!…ありがとう、東君」

「いいぇ。あの、その人は…」

警察官は、女の顔を見ていった。

「古城政美」

古城!?

……………。

手術中。

タタタッ

「愛心ちゃん。東君から電話よ」

あたしは看護婦さんから電話を受け取った。

「はい。…………えっ!?」