いーくんの息子らしき男の子を見るなり、隣に座っていたお兄ちゃんが、 「かっけーじゃん。華乃、彼氏にどうよ?」 ってニヤニヤと笑った。 ……彼氏、かぁ。 男の子を見てみると、ばっちりと目が合った。 すると、男の子はあたしに笑顔を向けてきた。 ………うげぇー…。 あたしには王子スマイルは無駄なのよっ。 「あたし、パス。」 そうお兄ちゃんに返事してから、 してやったりというような表情で男の子から視線をはずした。