『なんでぇ? まだ途中までしか言ってないのに~』 「風間が居ると金がなくなる」 『……~何それ~』 金がなくなるって… 「だって鈴、奢ってって ウルウルした目で言ってくるだろ~……? 男はそういうの弱いの、…わかる?」 翔大を見ると頬が少し赤くなっていた。 『分かるような分かんないような……?』 「だから断れないって訳~ そしたらついでに風間のも 払う事になるから~」 呆気なく言って早歩きで先に行ってしまった。