【短編】私のcoolな彼氏[続2編追加]

「とりあえず、弥生、帰るぞ。あいつが来る前に...」


先輩は、私の手を引いて歩き出した。


「先輩、臣がなんかした?」


全くわからない。


だって、臣は由奈を待ってただけだし。


「弥生は、俺よりあいつがいいの?」


意味がわからないけど、誤解してるみたい。


「えっ?なんで?臣は友達の彼氏だよ。」


先輩は、私を見て手をつないでない手を口元にあてて吃驚していた。



「マジかよ。」


なんか脱力してるし。


「私が浮気してるって思ったの?」


ちょっと悲しいな。


「ち、違う。俺に飽きたんだと思った。」


「えっ?飽きてるのは、先輩でしょ?」


たぶん、私が今までの子と違うから断りにくかったんだ。


「はぁ?」


「だって、私に興味ないからなにもしないんでしょ?」


この際だから、全部聞くんだ。