【短編】私のcoolな彼氏[続2編追加]

〜♪


そんな時、携帯の着信音。


見ると、神奈ちゃんからのメールだ。


『お世話かけました。竜樹とつき合うことになりました。』



簡単なメールだった。


「よかった。」


私は、さっきまでの状況を忘れて櫂に抱きついた。


「はぁ。」


あれ?


櫂がため息だ。


「どうかした?」


「あのな。ちゃんとデートしたかったら、無防備な行動すんなよ。」



私は、よ〜く考えた。


たまに甘えて櫂に抱きつくことがあった。


そういうのが、関係してたの?


クールぶってたのは、理性を保つため?


理解したら、バカバカしくなってきた。


そっか。


私の行動一つに反応してくれてたんだ。


こうやって、櫂を理解していけたらいいな。


「櫂、甘えていい?」


「どうなっても知らないからな」


私と櫂が愛し合ったのは、言うまでもない。





end