【短編】私のcoolな彼氏[続2編追加]

あっと言う間に土曜日。


私は、いつものように櫂の家。


神奈ちゃんは、いつもよりおしゃれをして家をでた。


楽しみだな。


2人は、つき合うんだろうし。



「弥生、最近俺をほったらかしか?」


「えっ?」



私が櫂をほったらかすなんてありえない。


怖いもの。


「まあ、弥生はわかってるよな。」


黒い。


笑顔が黒すぎる。


「今日は、ヤだからね。」


神奈ちゃんから、連絡がくるまで安心できないよ。


「なんでだよ。」



「櫂は、私とヤりたいだけなんだ。」



私は、ショックで櫂の部屋から出ようとした。


「待てよ。......てか、なんで泣いてるわけ?」



櫂には、わからないみたい。


だって、体だけなら私なんていらないでしょ?



他の誰でもいいんでしょ?


もう、ヤだ。



「わからないならいいから。」



暴れる私をきつく抱きしめた櫂。


「俺は.....。弥生わからないか?」



私は、意味がわからず首を傾げた。


「好きな女と一緒にいてやらねぇー奴はいない。」


「いつも一緒でもなの?」


「あのな。弥生の恥ずかしがりながらも受け入れるのがたまらないんだよ。俺だってな。たまには、デートらしいデートはしたいが、どうしても性欲が勝ってしまうんだよ。」


喜んでいいのかわからない。