【短編】私のcoolな彼氏[続2編追加]

私は、次の日、櫂経由でたっちゃんに連絡をとった。


とりあえず、お昼を一緒に食べることになった。


たっちゃんは、生徒会でやっぱ忙しいみたい。


「櫂と弥生、悪いな。」


「俺は、いいよ。」


昨日とは、打って変わっての櫂の態度。


たっちゃんは、櫂を不審な目で見た。


ふつうそうだよね。


でも、自分にもプラスになることだからね。


「あのね。たっちゃん。」


「どうした、弥生?」


「神奈ちゃんがね。たっちゃんにお話があるって....」



「神奈が?」


たっちゃんは、ちょっと悩んでから櫂を睨んだ。


まあ、昨日の今日じゃあ怪しむよね。



「偶然だよ。竜樹が告白してくれりゃあ助かると思ったけどさ。そう、うまく行くわけないだろ?」


たっちゃんは、渋々ながら納得してくれた。


「神奈は、いつならいいって?」


たっちゃんは、怪しみながらも神奈ちゃんが好きだから楽しみに見える。


「たっちゃんが暇な日ならいつでもいいみたいだよ。」


私は、神奈ちゃんとたっちゃんの予定を合わせて、今度の土曜にした。


デートだよ。


羨ましいな。


私は、櫂と家で会うから。