【短編】私のcoolな彼氏[続2編追加]

「弥生。いいのか?」


「うん。たっちゃんがどうするか決めなきゃ意味ないから。私が言わなきゃ行動しないなら、神奈ちゃんを諦めてもらわなきゃだし。」


妹的、姉の心配なんだよね。


「てか、神奈って、誰?」


櫂は、気になってたのに話に入らなかったんだ。


「ん?3つ上のお姉ちゃん。たっちゃん、行動してくれるかな?」


「どうだろ?てか、弥生は竜樹を好きだったろ?」


櫂、気づいたんだ。


「うん。初恋だった。」


私は、正直に言った。


「ふ〜ん。弥生、やっぱ、俺んち直行だな。」


つまらなさそうな反応をした後、怪しげな笑みを浮かべた。


「えっ?櫂?」


「最初のいいのかは、俺でいいのかって意味も含まれてんだよ。後、俺が、相当嫉妬深いの知ってて、あんなのしたんだろ?」


「ち、違うよ。」


てか、櫂は一切話に入ってこなかったじゃない。


だから、いいんだって。


反論したいのにできなかった。


だって、この後が怖いよ。