【短編】私のcoolな彼氏[続2編追加]

「たっちゃん、私を子供扱いっていうかさ、妹扱いするの変わってないね。神奈(かんな)ちゃんを好きだからってそれはないよ。」


私は、ちょっとした反撃。


「おい。それ言うなよ。」


たっちゃんは、焦りだした。


「ほぉ。竜樹くんでも好きな子が。」


櫂は、楽しそうだ。


なんか櫂かわいい。


てか、たっちゃんの弱みを握るのって大変なんだよね。


弱みを握る前に弱みを握られるから。


でも、これは昔から変わらない。


神奈ちゃんは、私の3歳上のお姉ちゃん。


たっちゃんからしたら、2歳上。


だから、たっちゃんは神奈ちゃんに近づきたくて、大人になりたくて。