アスファルトに咲け!




「やった!あたし王様ー」




撃 沈 。




ユミちゃんが王様らしいです。“うーん”と考え込んで命令を考えています。


どんな命令が下されるのか気が気じゃないけどとりあえず3番が呼ばれなきゃ良しとしましょうか。




「じゃあ、定番だけど……3番と7番がキス!」






再 び 撃 沈 。





ホントについてない人ってこういう時に限って当たっちゃいますよね。



固まったあたしに気付いた様子のミケと大神くん。しかし、この2人に目立った反応は見られないことからどうやら7番は彼らではないようだ。



7番が女の子達の中の誰かだったらいいんだけど…ジョーカーだけは引きませんように…




でもね、本来ならば真っ先に盛り上げに回るであろう猿岡がさっきから黙っちゃってるんですよ。



「…猿岡?」



恐る恐る猿岡に話し掛ける。すると猿岡はあたしが手にした割り箸に書かれてる番号を見たまま固まっていた。



「……猿岡、まさか…」

「…あは。」





ジ ョ ー カ ー 。