合コン。
男女が飲食を共にし交流を深める出逢いの場ですね。
そして暁女とは暁女子高等学校。頭の出来もルックスもレベルが高いらしく男子にとっては簡単には手を出せない高嶺の花らしい。
レベルがどうこうなんて全く興味ないけどね。何?あと1レベルで進化するんですか?みたいな。
え?別に僻みじゃないです。ホントです。
「あのね、猿岡。せっかくの良いニュースも相手を見て話さないとただの無駄話よ」
「なんで無駄だよ?お前ら彼女いるわけでもないのによぉ」
「あたしの場合はそれ以前の問題よ」
あたしに女を紹介してどうするというんだこの男は………ん?女…?
「もしかして、あたしに女の子の友達作るチャンスを!?」
「でさぁ、女の子4人来るから男4人必要なんだよ」
「アンタ本当にダメ男ね」
ちょっと感動しかけたあたしを余所に2人に説明を始める猿岡。完璧にあたし蚊帳の外じゃん。
「…ていうか、悪いけど俺行かねーから。」
あたしの予想通り、純情ボーイ……じゃなくて、硬派な大神くんは誘いを断るようだ。
