お母さんが悪い人ではないのは良く分かっているけれど、あたしは今でも自分がグレた原因はお母さんにもあると思っている。

教育熱心で、怖い母親だった。

子供の頃の門限は友達よりもずっと早くて、持たせてもらえるお小遣も友達の半額以下。

不満を口に出せば、夜を徹しての説教になるのを理解していたから絶対何も言えなかった。

口癖のように言われ続けた、『あんたは信用できへん』の一言が募りに募っていった結果が、あたしの青春時代。