あたしの廓-花魁道中-

「自分の魅力なんて考えたこと無かったし…」


そんな消極的な言葉に、千里眼の持ち主は微笑をこぼす。


「それだよ」


人差し指で原田さんはあたしの額を押さえた。


「見かけによらず自信のない、その口ぶりや視線の落とし方が、お前を女に見せる。つまりやな…そのままお前は行けば、どんな奴でも掴みとれる」


今後において意味不明なことを言い残し、原田さんはネオンの中に消えて行った。