『お願い!ねっ?』
「…あ-わかったわかった!!何?何のバイトよ?」

ほら、また折れた。

心の中のあたしがそう呟く。

『あのね。スナック!』
「はっ?水商売かえ?」

拍子抜けした。

水商売?スナック?

…あたしが?

『凜なら絶対大丈夫♪美人だしスタイルやたらいいし』
「あたしがスナック…」

はっきり言って、もうえりなの言葉なんか聞こえない。

スナックって、酒飲んで着飾って…何する所よ?

全く未知の世界。